障害者雇用のすばらしさ 私の中には法定雇用率をクリアしなければ、とか雇用率の実態にたいして障害者雇用に取り組んでいるという考えが全く無く、誰もが持っている、”その人ならではのすばらしさの結合が利益を生み出す”という観点で、共に働くことのすばらしさを強調してきました。 苦手なことは出来るものが手助けをする、そこには確かに時間と費用がかかります。 なぜ、それが素晴らしいのか… 社会の中、外にすらでることも出来なかった、障害がある方々がやっとの思いで作業所に通え、作業所から仕事へと踏み出す。 私たちは小さな小さな餃子やを営んでおり、障害のある方とともに働ける職場づくりを目指し平成11年3月に専門店としてスタートしました。 修行させていただいた師匠から伝授した餃子を一人でも多くのお客様に味わっていただきたいという思いと専門店に特化することで、軌道にのり将来障害者雇用を考えるべきときが来たときにシンプルに社会のお金の流れを伝えられ自分が働くということの意味を喜びに変えられる一番の早道が専門店にあると考えたからです。 私たちは野菜を栽培するところまでにまだ事業は発展していませんが、八百屋さんが毎日新鮮野菜を店まで運んでくれます。その野菜をみんなで収納し、翌日の餃子の仕込みをしていきます。皮むきからキャベツを計りねぎを計りとさまざまな分野にたずさわります。 その過程を狭い店のなかで一貫して見て感じることができ、お客様を大切にする心が生まれ、お客様に喜んでいただける商品作りに頑張ろうと思う心が、”ものづくりにかかせない、商品のこだわり、”更に彼らが持つ真っ直ぐな精神が引き出され付加価値となります。 一生懸命作った餃子をお客様に喜んでいただける。美味しいと言って頂ける餃子をつくり出していくことで買いに来て下さるお客様がいるからこそ、商売はなりたちます。そこに利益がうまれます。 この7年間携わり、障がい者雇用はその利益の中でしか障がいのある方に本当の働く喜びを伝えることが出来ないということを彼らのすばらしい成長から確信いたしました。 戦力になるまでには時間も費用も辛抱もいります。 しかしともに働くことのすばらしさはお金では換算できない目にみえない贈り物が私たちに届きます。
餃子専門店黒兵衛代表を務め障害者雇用担当:執行 泉 |